2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3.11

東日本大震災から11年。 この年月をどう考えるかはそれぞれの立場で異なるだろう。 Hakuは11年前、関東に住んでいた。当たり前の日常が一瞬で別世界になっていく。東北から遠く離れた関東でさえ、パニックになり食べ物を求め、水を求め、計画停電に翻弄され…

真っ赤な林檎

沢山の診療科を渡り歩くと、それぞれで顔見知りになる患者さんがいる。 今日は少しの間、お手伝いに行った場所で顔見知りの患者さんにお会いした。 いつもと違う場所で出会ったからなのか、 「なんか知ってる顔みたら安心した。俺の昼飯一個やるわ」 と言っ…

夢を語る人

本日、口腔外科に応援ナース。 口腔外科を経験する看護師って全体のどれくらいなんだろう⁇学校の授業でもほんの数時間の単元。でも本当に奥深くって興味深い診療科なんです。 本日出会った患者さん。20歳の女の子です。 でも驚くほど丁寧な言葉使いと所作。 …

心の潤滑剤

普段あまり細かい事を気にしないHaku。 だからいらいらしたりむかむかしても、まぁいっかぁ〜とすぐにどうでも良くなる。 これは短所でもあり、長所でもあると思ってる。 元来面倒くさがりなのもあって、怒っている事がもう、だんだん面倒になってきちゃう。…

元看護師さん

元看護師の患者さん。 なんだか同業者は苦手なHakuですが、今日は素敵な出会いをしました。 手術が決まって不安なのかと思いきや、なんだか穏やかな顔でHakuを見ていたご婦人。 どうされたのかと思いながらお話を聞くと、この病院で昔看護師をされていたと懐…

ヒキの看護師宣言

何処にでもいるヒキの看護師 急変 急患 終末 病院でヒキはあまり、いい意味ではない。 かく言う管理人Hakuも、ヒキの看護師と呼ばれる。 病棟では急患・急変に。外来では急患に。 「Hakuは嵐を連れてくる」 そう言われるのももう慣れっこ。 ヒキでもいい。誰…

不文律

総合病院の外来には暗黙のカースト制度が存在する。 決して誰も口にはしないけれど、各診療科には目には見えない階層が存在して、そして自分が担当する外来によって看護師にも同様のカースト制度が適応される。 外科、内科、循環器、脳外科など王道と呼ばれ…

はじめに

日々の看護師の仕事の中で出会う人や出会う事。 日常と非日常が重なる空間。 そんな日々の出来事を記した徒然草。 看護師を夢見る若人も 看護師を生業に生きる玄人も どうかあなたの天職が看護師であると誇れる日々を過ごして欲しい。 嬉しい時、悲しい時、…