春の風

3月も終わり。

希望と不安が入り混ざる季節。沢山の別れがあり、夢があり。

Haku は今年も同じ場所に踏みとどまる事を選んだ。次に踏み出す勇気がなかったと言う方が正しいかも知れない。

 

次に踏み出せる人を羨ましく感じつつ、この場所に留まる事を、継続して働ける事を誇りに思う。

 

あと2日。また新しい春風のような新人さんが院内に沢山舞い降りる。

 

どうかたくさんの人に愛でられるそんな看護師になって欲しい。

 

別れの季節は、出会いの季節。素敵な人脈が広がりますように。

心のプロ

久々に精神科の応援ナース。

 

心理士さんが来年度の新人研修でメンタルヘルスの講義をやると言う。どんな事を話したらいいかなぁと相談されたけど…

 

Hakuは時に病むけれど基本的には気にしないように心がけている。元々がとっても心配性な性格だから、気にし出すともう不安感が強くなってドツボに嵌る。だから大丈夫だと言う理由を幾つも上げて自分を納得させている。

 

悲しい事に医療の世界では理想を持ちすぎると潰れる。Hakuの同期はもう急性期病院で働いている人は数少ない。仕事と割り切って資格を取った人は案外と長続きしているのが現実。本当なら夢や理想を持った人が活躍する世界になってほしいけど、そうならないのがとても寂しい。

 

Hakuといえば、この世界に理想を持って入ったのでもなく、職務として入ったのでもない。誰かに必要とされる人になりたかったという本当に自己中な理由で不純な動機で看護師という仕事を選んだ。

 

でもこの仕事が自分の天職だと思える。本当に患者さんと話しているのは楽しいし元気になっていく姿を見ることも、そうでない時でも同じ時を一緒に過ごせることが本当に嬉しい。

 

そんな事を話していたら心理士さんが『Hakuは看護師さんに向いてますね。考え方とか対応とか丁度いい』と言ってくれた。

 

その言葉に1日の疲れが吹き飛んだ。どんな言葉よりも嬉しい一言をさりげなく言ってくれるまさにプロだと思った。

 

看護師となってもうすぐ20年。看護師に向いていると言われると未だに恥ずかしいけど、それ以上に喜びが大きい。もう体力的にもかなり急性期病院での勤務は辛いし、辞めどきを日々探しているけれど踏ん切りがつかない程にこの仕事が好きなんだなぁと思う。また1日頑張ろうと思える。

心の栄養

本当にちょっとしたミスや失敗。自己反省。

 

そんなことが重なっていくと自信が無くて何をやるにも臆病になる。

 

たまに来るこの時。いつもなら何でもないことが怖くて、不安で、どうしていいのかわからなくなる。

 

今がまさしくその時期。

 

素敵なスタッフに囲まれて、好きな患者さんに囲まれてなんだかんだと楽しく仕事をしていたのに…ある日突然、ふっと考えた時、自分なんてこの職場に不要な存在なんじゃないかと思ってしまう。

 

代わりがきく職場。特定の誰かが居ないと成り立たない場所を作らない。

 

そう思ってこの数年、スタッフの育成に取り組んできた。

 

それが成功したといえばそう。同時に自分の存在価値を減らすことも本当は分かっている。

 

Haku が居ないと仕事が回らない。そう言われてプレッシャー半分、自己肯定感も保っていたんだな。なんか自分てなんて我儘なんだろう。

 

心が疲れているという事なんだろう。心の栄養ってどうやって補給したらいいんだろ。

本人確認

医療の現場では本人確認が大切。

 

それは当たり前のことで、行うべき処置が行うべき人に行われなければ、それは時として傷害となる。

でも、今日の本人確認はまた違う意味合いのある連絡だった。

 

警察から本人確認の依頼が入った。それが意味する所はご遺体がご本人と断定できない状態ということ。

 

絶命してから大分の時間のたったご遺体だった。

病院で人が亡くなるという時、その人の生きている時間の延長に死という結果がある。ご遺体となった後も生きていた時間を思いながら最後の処置をさせてもらい、その方の最後の時間を共にする。

 

でも写真のご遺体は、本当の人の《死》を感じた。そこには生きている時間は全く感じられなくて、だだ凄惨な死だけが写されていた。

 

苦慮しながらも今回は歯の治療痕が一致し、ご本人と確認が取れた。幸いにも名もなき人として荼毘に付されるという事はなくなった。

 

当たり前に思っていた生きた時間の延長としての死が、実はとても幸せな事だと考えさせられた時間だった。

 

 

 

ヘアドネーション

今日人生初のヘアドネーションを行った。

 

 

一年前、Hakuよりも若い女性ががんでお亡くなりになった。

 

とても美しい方で、見た目が変わることを怖れて抗がん剤の治療を選択されなかった。

 

苦しみながら、迷いながらの治療の選択の果てに永眠された彼女。

 

Haku自身はあんまり外見には執着はなくて、命が有ればそれが1番かなぁと思っていたから、彼女の選択を支えていくことが本当に難しかった。

 

いつも私の選択は間違ってないですか。と聞いていた彼女。もしかしたら見た目よりも命を選ぶ選択をして下さいと伝えるべきだったのかと何度も先生たちとも話合った。

 

彼女と出会って、治療に迷う人に何かできないかと考えた時、ヘアドネーションを知った。

 

ヘアカットしようと思っていたのを辞めて、髪の毛を伸ばすことにした。これは追悼と反省のヘアドネーション

 

彼女の家族が再び笑えますように。

治療を迷うひと、治療を頑張っている人の助けになれますように。

福祉住環境コーディネーター2級

先日、試験受けて無事に合格。

 

久々のちゃんとした試験に柄にもなく緊張してドキドキ。

 

3級すっ飛ばしての2級試験。つまりはお金と時間をけちっただけ。そこはやっぱり主婦✨

 

頑張ってお勉強したので8〜9割正解で余裕で合格と思っていたのですが…8割弱の正答率でした。

 

何より心配だったのは、集中力。

 

学生の頃とは違い一時間半の集中力を維持できるのかということ。まして、仕事の後の疲れ果てた時間帯。

 

結果、一時間が限界だった…老いを感じるこの頃。合格はしたけれど、ちょっと悲しい😢

 

取りたい資格、勉強したいこと見つけたら一日でも若いうちに始めようという事を学んだ日でした。

 

学ぶということ

最近Hakuは、猛勉強中。

 

新しい資格を狙って久々に本気モードで学習です。Hakuは資格マニアではないのですが…今年は民間と公的資格合わせて3個の取得を狙っています。

 

きっと日々の中でも沢山学びはあるけれど、資格の良いところはその結果が形として表されることかなぁ。

 

新しいことを学ぶ事が面白いと思うようになったのはいつだったか…

 

学生の頃、看護学以外は本当に嫌々でテストの点数を取る事だけを目的に勉強していたなと思うと今の方が学習に貪欲かも(笑)

 

まだまだ時間はあるし楽勝‼︎と思っていたけれど思いの外、難しくてかなり苦戦してます。来年2月の試験に向けて頑張ります。