病む人
この半月ほど精神科の応援ナース。
昔より本当に若い受診の方が多いことに驚いている。
受診しやすくなったといういい兆候なのか…生きづらさを感じる人が増えたのか…
ストレスのコップが溢れて、限界を超えた時に心が悲鳴をあげる。
どうかがんばりすぎないで。
最期のとき
昨日、救急に腹部大動脈瘤破裂で運ばれた方。
医師たちによる必至の救命の甲斐なく、亡くなられました。
元々独居で住まわれていた男性でしたが、大型連休ということで遠方から親族が集まっている時の出来事でした。本当に沢山の親戚に看取られて旅立たれました。
もしも、今じゃなかったら。きっと救命処置を施す事なく誰にも看取らる事なく旅立つことになっていたと思います。
『きっとお爺さまは待っていてくれたんですよ。皆様と会えて言葉を交せる時を選んだんですね』と担当した医師が言葉をかけていました。
最後が皆さんで良かったです。看取ってくださってありがとうございました。そう言われて帰っていかれたご親戚の方々。
人の最期を看取る時。その方がどう生きてきたを感じる時でもあります。
そしてそこに携わる医療者の言葉や態度で身近な方々の悲しみや辛さの負担を変えられる事。改めて刻んだ出来事でした。
最高記録
4月から赴任された医師。
医師歴20年に迫るベテランです。
夕方、彼がグッタリと診察室から出てきて、ようやく終わった…と心の声を漏らしていました。
診察の初めから最後の患者さんに至るまで、穏やかに焦ることなく対応されていた彼。もちろんHakuにも穏やかに、声を荒げることなく丁寧に対応してくれていました。
4月初めは引き継ぎの関係で制限していた予約患者数が、回りまわって被ってしまう事によって起きた本日の謎の大波。
長い医師生活で1日に診察した最高記録です。と穏やかに話されていた彼。きっと相当疲れているだろうけれど、文句も愚痴も言わずに最後の1人まで続いた丁寧な診察に、精神科医師の真髄を見ました。
過去最高の患者数。そんな記念すべき日に、お仕事ご一緒に出来て光栄でした(笑)
元看護師さん 再び
本日、再び元看護師さんが外来に来られました。今日も偶然応援ナースだったHaku。
穏やかな空気にほんわかとした気持ちになりました。
こんなにも穏やかな空気をまとう看護師に、なかなかお会いしたことがありません。
手術に際し、中止のお薬があったのですが、この日からこの薬は中止になります。とお伝えしたところ、悪戯な笑顔でばっちりわかってるわよ😉ベテランだもの。と笑ってらっしゃいました。
現役の時に一緒に働きたかったなと改めて思う、本当に素敵な方です。Hakuのような若造に緊張を与えることなく、話を聞いて頂いて洒落も持っているお茶目な方。だった2回の出会いでもうHakuは虜です☆